2017年6月23日金曜日

紙に書きながら「こころの整理」

今の自分のことや、気持ちを確認、理解、整理できるとこころがすっきりしたり、落ち着いたりリラックスできる効果があります。今回はその1つの方法を紹介したいと思います。
紙と書くものがあれば20分くらいでできますので、ぜひ試してくださいね!

部屋の片づけをするときに、同じようなものをひとまとめにして置くように「こころの整理」をする時にも、浮かんでくること、出てきた気持ちをひとつずつまとめて置くようにして紙に書いていきます。

①まず、真ん中あたりに自分を表す言葉(「私」「自分」など)を書いて〇で囲みます。
②紙全体があなたの「こころ(気持ち)」だと想像してください。
③今、何か気になっていることとか、困っていることがあるかな?と自分に聞いてみてください。そして浮かんでくること、気持ちがあったらそれを一つ紙のどこかに置くような感じで書きます。例えば「Aさん」のことが気になっているなあ、と思ったら「Aさん」と紙のどこかに書いて〇で囲みます。今、何か寂しい感じがるならあ、と思ったら「寂しさ」とか名前を決めて紙のどこかに書きます。
④一つ書けたら「他に何かあるかな?」と自分の内側に聞いてみましょう。そして、また何か浮かんだら、それの大きさはどのくらいかな?右の上の方に置く?それとも左のこのあたりかな?そんなふうに一つ一つ出てきたものや気持ちを書いていきます。
⑤思いついたことは、困っているようなことだけでなく、楽しみにしていること、大切にしたいこと、将来の夢なども書いてみましょう。それもあなたの「気持ち」ですから。
⑥それぞれにぴったりな色を塗ってみるのもいいかもしれません。
⑦全部かけたかなあ?と思ったら、最後にもう一度紙全体を眺めてみましょう。今のあなたはそんな感じですか?
 コツは、どんなものが浮かんできても「ああ、そんな気持ちがあるんだね」「そのことが今、気になっているんだね」とそれをやさしく扱うことです。きっと自分(の気持ち)を大切にする時間になると思いますよ。
(楽しく,やさしい,カウンセリングトレーニング フォーカシングワークブック 近田輝行・日笠摩子編著より)